過小地にバイクガレージのお話

2022-06-01

対象地の地積が周辺の標準的な画地面積に比して著しく小さい土地を過小地と呼ぶことがありますが、そのような土地の鑑定評価を依頼されることがあります。

過小地の鑑定評価を行う場合、利用価値が劣るため減価が生じることになりますが、建物が建つ場合と建たない場合とでは、減価額に大きな違いが所持ます。当然、建物が建たないような過小地の場合、減価は大きくなりますが、その不動産の最有効使用の判断も難しいものとなります。

ガレージや倉庫などの利用が考えれるところですが、最近は、バイクガレージとしての利用も増えているみたいです。最近のバイクは高額になっていますし、盗難のリスクを避けるために、バイクガレージを借りる需要も増えており、投資物件として注目されているみたいです。

バイクガレージ投資ですが、まず、土地の価格と市街地からの距離のバランスが重要だと思います。土地の価格が高額ですと十分な利回りの確保が難しく、需要者が利用しにくいほど離れた土地では空きのリスクが高くなります。

私も以前、過小地にバイクガレージ投資を考えている方から相談を受けたことがありますが、今後、普及していくか注目したいと思います。

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