住宅地の価格と方位との関係

2021-06-17

不動産の鑑定評価を行う場合、方位は価格を形成する重要な要因の一つであり、一般的には住宅地については南向きの土地が高くなります。店舗を最有効使用とする商業地については、方位が考慮されることは通常はないですが、食料品や反物など日照を嫌う品物を扱う場合、北向きの土地が好まれると聞いたことはあります。

この土地価格と方位の関係ですが、南向きの土地が好まれるのは、日照に優れ、採光が暖が取りやすく、より生活が快適であることが理由となります。最近、南向きの土地の優位性について懐疑的な意見を聞くことがありますが、やはり南向きの土地がよいことに変わりはないと思います。

また、最近は戸建住宅地域にある土地であっても、駅から近い等利便性に優れた地域の場合、南側隣地の戸建住宅が取り壊され、3階建てアパートが建つケースも増えてきました。このような将来的なリスクを避けるためにも、私は戸建住宅を買う場合は南向きの土地をお勧めしています

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」