空き家の増加が問題となっています。2014年7月の総務省データでは、日本の空き家や約万戸、日本の総住宅数の約万6603万戸の約13.5%に当たります。能村総合研究所の予測データでは、2033年には総住宅数の約7100万戸のうち2150万戸が空き家、その割合は約30.2%になります。3件に1件は空き家になるという計算です。
政府も空き家問題の解決にいろいろな対策を打っていますが根本的な解決策は見えてきません。少子化や都市への人口集中など空き家が発生する原因が解決しないからだと思います。
最近、政府は民泊の緩和なども打ち出しましたが、宿泊に耐えうるほどの質の良い住宅であれば売買なり賃貸なり他の方法で空活用できるので空き家対策にはならないのでは、と思います。
私は、すでに言われてい人もいますが中古住宅の質が悪いことありますが、間取り、仕様も含めて現在の生活スタイルに合わないからだと思います。松の木の生えた玄関や床の間のある和室のある生活は現在の人には合わないのでは、と思います。
もちろんフルリフォームという方法(買い取り再販業者がおこなうような)もありますか、それでは中古住宅の安さというメリットがなくなってしまいますし、利益重視の悪質な業者が横行している状況で、中古住宅=質が悪いというイメージになっていると思います。
ある程度敷地規模のある中古住宅の場合、新築分譲住宅(名古屋だと100㎡くらいのパワービルダー系のもの)と競合することになりますが、ほとんどの需要者は後者に流れてしまうのではないでしょうか。
中古住宅の安さというメリットを残しながら質を上げていく努力が必要だと思います。