先月24日、財務省は東日本大震災の復興財源に充てるため、旧衆議院高輪宿舎を東京都に売却する方針を固めました。東京都は購入した土地を道路用地にあてる方針だそうです。
東京都は旧宿舎の建物は使用しないことになりますが、売却価格は取り壊し費用を考慮した価格になるのでしょうか。また、土地の価格も路線価で計算すると約100億円とのことでした。この“路線価で計算”ですが、相続税路線価を0.8で割り戻して単純に出した価格なのでしょうか。興味深いです。
ちなみに、旧宿舎の敷地面積は1万3691平方メートルあり、単純な路線価割り戻しの方法で求められた価格と時価は大きく乖離していると思われます。