トヨタ自動車の営業利益が,国内外の連結ベースで1兆円に拡大する見通しとの発表がありました。エコカー補助金などにより国内の売れ行きが好調なのが原因とのことです。
豊田市を含む愛知県西三河地域は,トヨタ自動車をはじめ自動車関連産業が盛んな地域です。リーマンショックの際もエコカー減税・補助金で大きな落ち込みは無かったようです。今回もエコカー補助金の復活で営業利益が前期に2.8倍に拡大だそうです。
私は,豊田市や西三河で鑑定評価を行うことが多いのですが,不景気の影響をあまり感じたことがありません。すなわち,不動産取引も活発で地価も高いのです。不動産業者さんの話でも,トヨタ関連の従業員が買っているそうです。何でも,条件のよい物件は売り出しと同時に売れるとか。
その他の地方都市や補助金の恩恵に与れない地域の不動産市場が壊滅状態である一方,恩恵に与れる一部の地域のみが繁栄するこの制度について何か割り切れない思いがするのは私だけでしょうか。