土地や建物を所有すると、その所有者に固定資産税が課せられますが、土地の固定資産税評価額は時価を超えてはいけないとされており、通常、時価の70%で評価されることになります。
土地の固定資産税評価額は、周辺の地価公示地や地価調査基準地の価格とのバランスを考慮して決められるので、特殊な土地を除いてほぼ適正な価格であると考えられます。
建物ですが、こちらは総務省が定めた評価基準に基づいて評価されているのですが、老朽化した建物であっても価値がなくなることはなく、築年を経た建物の場合、評価額が時価を上回ることが多いです。
先日、岩手県の市が独自のルールで建物の評価額を算定したため、適正な課税が行われず、問題になっているとの記事を見ました。市は新たに積算するとのことですが、少なくとも2年はかかるとのことです。
評価替えを間近に控え、市は納税者からの対応に苦慮しそうです。