新築マンション価格の高騰が続いているようです。素地である土地の価格の値上げりに加えて建築費及び人件費等の高騰によりマンションの原価が上がっているのが原因です。不動産経済研究所によれば、首都圏のマンション価格は2015年には5518万円になりました。名古屋圏なら、居住環境の良いところで広めの戸建て住宅が買えてしまう値段ですね。
このように新築マンション価格が高騰すると、価格の値ごろな中古マンションに目が行くことになりますが、どうやら中古マンションにもお買い得はなさそうです。売り手の方もよく研究してみえるのか。駅から近いところや学校区のよいところは強気の価格設定がされていることが多いです。また、相場より高めの価格が付いている場合は、売り主の残債を基準に値付けされている場合が多いです。なので値引き要請にはシビアになる傾向があります。
時々、築浅の中古マンションはお買い得、との声を聞きますが、程度の良いものは値ごろ感がなく、お買い得な中古マンションはないと考えた方が無難です。
中古マンションを考えるのであれば、駅距離や住環境などを割り切って、人気は薄いが程度の良い割安な物件を探すのがよいのでは、と思います。