以前、新潟県の越後湯沢にあるリゾートマンションを査定したことがあります。私が査定した金額がかなり安かったです。依頼者の方はかなりバブル期にかなり高額で購入したとのこと、嘆いておられました。
その越後湯沢のリゾートマンションの一つが、解体されて敷地が売却されたとのネット記事が出ていました。かかった期間は約5年、あるオーナーの熱意で区分所有の解消に至りました。マンションの解体は現行法では全員の合意が必要となりますが、リゾートマンションの所有者は全国に散らばっており、登記簿で調べたり聞き込みを行って全員の所在をつかみ、合意を取り付けたとのことです。
合意を取り付けた後の問題は解体費になりますが、一部所有者による修繕積立金が約3500万円あり、その金額があてられたそうです。何だか正直に払った人が損をしたような結果になりました。
その後、その土地は500万円で売買されたそうですが、どのような配分がなされたのか興味深いです。先頭に立ってこの計画を成功させた方はもちろん、修繕積立金の納付額によって配分されたならよいな、と思います。