日本の建物の構造は、大きく分けて木造(木造軸組工法・2×4工法)、LS造(ライトスチール造)、S造(鉄骨造)、RC造(鉄筋コンクリート造)、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)になると思います。最近は建築費の高騰もあり、比較的安価であったS造の価格がRC造に近づいてきた感があります。
建物の構造は、それぞれ一長一短あり、収益性を重視するアパートはLS造やS造が多い傾向があります。ですが、賃貸経営になれたオーナーさんは、遮音性や断熱性に優れたRC造を好むと聞いたことがあります。築浅の段階はよいですが、築年が進んで建物が古くなると、やはりRC造の競争力は高いと感じることはあります。特に昨今はアパートの供給過多が続いており、品等や管理の劣る物件は空室率の上昇や家賃の値下げが発生する可能性が高いです。
最後に、建築資材の高騰は続くと思われますが、今までのものに代わる新たな構造・工法を開発し、安価で良質な建物の供給が進めばよいな、と思います。