7月3日、国税庁より2017年路線価が発表されました。全国の平均変動率は2年連続で上昇しました。
金融緩和による不動産投資が相変わらず好調で、訪日客向けの店舗・ホテル需要が上昇の要因と考えられます。
このような要因から、札幌、福岡などの中核都市でも地価の上昇が続いています。
今回の路線価で特筆すべき点は、東京都の最高路線価がバブル期を超えて最高額を更新しました。バブル期、地価が実態の収益力以上の価格となり、その崩壊により土地神話が崩壊、景気の低迷期が長く続くことになりました。
今回の最高値更新、実態に見合った地価上昇であり、バブルとは違うとの声も聞かれますが、政府日銀による過剰な金融緩和が要因であることは確かだと思います。今後の地価動向、本当のところは誰も予想できない、それが正直なところではないでしょうか。