建築資材の価格高騰とコインパーキングの関係

2022-04-21

昨年から続く鋼材等建築資材価格の高騰、巷では「ビルが建たない・・・」との声が聞かれます。その影響はマンション戸建住宅の購入を考えている個人から自社ビルや賃貸マンションホテルなどの建築を計画している法人まで広く及んでいます。

私見では、数年前から市街地中心部でコインパーキングが増加している印象を受けていました。コインパーキングは将来的な用途の転換が容易であり、需要が見込まれる地域であれば一定の収益を確保することが可能です。その当時から建築資材は上昇傾向にあり、所有者はコインパーキングにして土地を一時使用し、固定資産税等を回収しながら様子見している印象でした。

その建築資材の高騰ですが、現状は更に深刻化しており、建築費価格の高騰に歯止めがかからない状況になっています。将来的に建築資材が下がる可能性は低く、事業を進めるか停止するか、事業者は難しい決断を迫られていると思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」