相撲部屋の鑑定評価
2022-05-01
相撲部屋は、お相撲さんが生活したり稽古をしたりする建物で、稽古場はもちろん、ちゃんこ場(広めの台所?)、力士達が寝泊まりする部屋などからなっており、一般的な居住用建物とは違う造りになっています。
最近では、引退した力士が年寄りとなって部屋を起こす際、新たに土地建物を購入することが難しく、定年した年寄りから相撲部屋を購入するケースも多いようです。
このような特殊な造りの相撲部屋を正常価格で鑑定評価した場合、買い手が限定されるため何等かの減価は発生すると考えられます。相撲部屋の多くは東京の都心に位置しており、最有効使用が何であるかの判断から、その最有効使用での建物が可能であるなら、そのための費用(稽古場やちゃんこ場の撤去や他の用途への転換に掛かるリフォーム費用)などを控除した価格になると思われます。
実際に売買されることのなる相撲部屋、どのように取引価格が決定されているのか興味深いところです。
愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」
←「住宅地の価格形成要因」前の記事へ 次の記事へ「反社会的勢力事務所の価格」→