3Dプリンターの家とコンクリート価格
2023-03-07
3Dプリンターで造られた家が注目を集めていますが、今年春、日本で発売予定の3Dプリンターの家、「24時間」で建つ、と「500万円」の一戸建てがキーワードのようです。
広さ49㎡の1階建て、1LDKの間取りで鉄筋コンクリート造だそうです。
この500万円という破格の建築費が実現できた理由は、人件費や設計費などのコストを抑えてことも理由のようですが、昨日みた記事によると、構造をRC造にしたことが大きいようです。
この記事によると、現在、コンクリートの価格は1トンで約15000円とのこと、コンクリートで躯体を構成することで耐久性とコスト減を両立させたそうです。
昨日もコラムに、以前は安価な建物といった印象のある鉄骨造と鉄筋コンクリート造との価格差が縮まっている印象がある、と書きましたが、建築資材の中でも鉄骨と木材の価格上昇が激しい一方、コンクリート価格は上昇が抑えられており、価格差が縮まった原因のようです。
価格が下がる見通しのない建築資材、今後、3Dプリンターの家に限らず、コンクリートで躯体を構成する建築物が増えていくもしれません。
愛知県・名古屋市の不動産鑑定評価なら「松岡不動産鑑定士事務所」
←「建築資材の価格高騰による事業の中止」前の記事へ 次の記事へ「コロナ禍の新たな土地活用」→