スキー場の境界を巡る裁判の結果
2023-06-07
先日、コラムで書きました新潟県のスキー場内の境界を巡る裁判、原告の町の主張が認められ、境界を修正するという地裁判決がでました。江戸時代の山林の利用状況等の資料が境界確定の資料となったそうです。
この結果、リフトやリフト駅舎の固定資産税の課税権も市から町に移ることになります。
境界を巡る争いは自治体間だけではなく、個人間でもあり、知り合いの土地家屋調査士も境界画定の際には法典はもちろん、過去地図なども用いるそうです。
今回の訴訟、裁判所は原告である町の準備した資料の規範性が高いと判断したと考えられますが、市が新たな資料を準備し控訴した場合、資料の信頼性によっては判決が逆転するかもしれません。
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