においと不動産鑑定評価
2023-12-18
下水処理場などの悪臭を発生させる施設は嫌悪施設と呼ばれており、その周辺の土地価格にマイナスの影響を与えることが多いです。
また、市街地にはあまりありませんが、豚舎や牛舎なども近くに住む人は臭いに悩むかもしれません。
また、産廃施設や肥料工場近くの土地を鑑定評価したことがありますが、風向きによってはかなり臭いがきつく、環境要因で減価したことがあります。
先日、焼肉屋さんのにおいに付近の住民が困っている、との記事を見ました。お肉が焼けるにおいがひどく、外に洗濯ものを干せないくらいだそうです。
土地を鑑定評価する場合、においを理由に減価するかは難しい判断になると思います。減価する場合、住環境劣るで減価するかもしれません。
においは日照や騒音などと違って影響を査定することが難しく、評価主体の感覚的な判断になることが多いようです。
今後、騒音などと同様、においを測定する装置が開発されれば、悪臭のする不動産の鑑定評価の精度が上がっていくと思われます。
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