現行賃料の3倍の家賃
2024-02-05
円安による輸入材の上昇に伴い、物価の上昇が続いています。一方、主に居住用家賃は横ばい傾向が続いていましたが、ここに来て家賃の値上げの話も聞くようになりました。
貸主である大家さんからすれば、地価上昇に伴う固定資産税の上昇や、修繕・管理費の上昇しており、家賃の値上げをお願いする気持ちは分かります。
借主の立場では、家賃は安い方が助かりますし、建物が古くなっているのに、家賃が上がるのは納得できない気持ちでしょう。
このように賃料改定は貸主と借主の利害が対立する場でありますが、先日、家賃が突如3倍、との記事を見ました。
場所は基地建設で揺れる鹿児島県馬毛島、家賃以外の物価も急上昇しているそうです。
私も鑑定評価の仕事で、貸主から現行賃料の約2倍の値上げをお願いされたケースに遭遇しましたが、現行賃料が安すぎたのでしょうか、3倍はすごいですね。
賃料の遅効性から地価の上昇に送れて賃料は上昇すると言われていますが、物価上昇が続く日本経済、賃料値上げが社会問題になりそうな感じがします。
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