新築マンション価格の動向

2024-03-01

先日、不動産経済研究所が新築マンションの平均価格を発表しました。2023年の全国平均は5911万円(前年比+15.4%)、7年連続の上昇で過去最高を更新したそうです。

地価や資材価格、人件費等の高騰に加え、東京などの都心を中心に億超えの物件も多くなり、マンション価格を押し上げる要因になっています。

注目すべき点は、地方主要都市の内、名古屋市を除き平均価格は軒並み下落しました。価格の上昇を抑えるため、延面積を小さくした結果と解されます。

ちなみに名古屋市は4108万円(+14.5%)、以前より延面積は狭くなっていますが、価格が下がるほどの面積縮小にはなっていないようです。

バブル期には80㎡超えは普通で、延面積100㎡を超えるマンションも多くありましたが、最近は70㎡未満のものが多くなりました。少子化や単身者の増加で広いスペースが必要なくなったのかもしれませんが、やはり、価格を抑える結果と考えた方がよさそうです。

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