家賃が2倍になったマンション
2024-07-05
家賃をはじめ賃料は地価の上昇に遅れて上昇すると言われており、「賃料の遅効性」と言われています。
都心部の地価や建築費の上昇が続く中、最近、家賃の値上げのニュースを多く見かけるようになりました。私が今年行った業務でも、1棟事務所家賃が2倍になった、というケースがありました。
アパートやマンションなどのレジデンス系の家賃もここに来て値上げしているという話も聞きます。大家さんとしても、固定資産税や修繕費などが上昇し、家賃の値上げを要請する必要に迫られているようです。
ネット記事で、大阪のマンションの家賃が2倍、との記事を見ました。当初の家賃が著しく安い場合を除き、裁判でも2倍の賃料値上げは認められないとは思います。
家賃2倍の理由は、民泊需要が増加しており、マンション1棟を民泊施設に転用したいオーナーの意向のようです。2倍の値上げにより、入居者の転出を図る目的だそうです。
今回のような家賃の値上げのニュース、物価高に加えてインバウンド頼みとなった日本において、今後も増えていくものと思われます。
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