戸建住宅市場の将来予測

2024-07-27

従来の戸建住宅の常識を破る価格設定で市場を圧巻したパワービルダー、安いだけではなく品質も悪くないという声を多く聞きます。

良いものが安いのですから、売れるのは納得ですが、ここに来てパワービルダー系の格安戸建住宅の売れ行きが落ちているそうです。

地価の上昇により仕入れ素地の価格も上がり、その他建築費や人件費などが上がっていることに加えて、金利の上昇懸念、上がらない給料など様々な要因が考えられます。

また、将来的にも少子化による宅地需要の減少懸念などよい要素の無い戸建住宅市場ですが、先日、住宅ローンに関する記事をみて感じたことがあります。

1.返済期間が50年の住宅ローン

2.夫婦での住宅ペアローンが利用が増えている

自己資金が豊富な人を除いて、住宅購入の際には多くの人がローンを組むと思いますが、上記1.2とも、資金的に余裕のない需要者が増えているのだと思います。

このような状況が続けば、戸建住宅市場は苦戦が予想されますし、パワービルダー系の企業の淘汰が進むかもしれません。

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