戸建住宅の耐用年数

2024-08-15

戸建住宅の耐用年数は、一昔前までは木造20年と言われることが多かったですが、最近は施工の質が上がったのか、修繕維持がされていれば20年以上使用されることが殆どだと思います。

先日、家の寿命が30年と短いのはシロアリ対策不足が原因、との記事を見ました。定期的なシロアリの点検・再施工の手間を残すため、意図的に新築時のシロアリ処理を怠っているそうです。

この記事から推測するに、現在の木造住宅は30年程度使用することが一般的であり、建て替えは売買などでオーナーが変わった際に行われることが多いということです。

木造意外の鉄骨系住宅も、以前は耐用年数30年にて鑑定評価を行うことが一般的でしたが、鉄骨系はメンテナンスさえよければ長期間にわたる使用が可能であり、最近は耐用年数40年で建物価格を試算した鑑定評価書が多くなりました。

ちなみに鑑定評価における耐用年数は、経済価値からみた耐用年数になります。耐用年数満了後の建物価格ゼロ円になった段階で使用価値がゼロになるわけではなく、古い建物でもそのまま使用できるケースは多くあります。

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