三大都市圏及び地方中核都市、国際的な観光地やリゾート地など、地価の上昇傾向が続いています。アベノミクスによる金融緩和の影響が大きいと考えられますが、加熱する地価上昇もいつか転換期を迎えます。
バブル(実体のないもの)は、過剰な金融緩和により行き場を失った投機マネーが不動産市場に流れ込み、金融引き締めによりバブルが弾けることで終わることになります。現在の地価上昇、経済指標などから転換期が近い、との声も聞かれます。
私は地価上昇の要因は、金融緩和に加えて不動産市場の国際化があると考えます。現在は、国境を越えて瞬時に多額の投資マネーが行きかう時代であり、東京の地価であっても世界的にみればまだ安いと言われています。
アベノミクス後の不動産市場、国際化の波に乗った都市とそうではない都市との格差が発生し、現在、地価が上昇している都市間であっても格差が開いていくと考えます。