戸建住宅の価格
2019-06-10
一般的な低層個人住宅(戸建住宅)は、土地とその上に建っている建物から構成されますが、普通は価格も土地と建物の価格を合計した金額になります(収益性の高い不動産などの場合は、一体で求められた価格が重視される)。
先日、ネットで東京都内で最安戸建住宅の記事が出ていましたが、八王子市内駅徒歩11分で500万円でした。この価格は名古屋でも難しいと思います。
この不動産の詳細は、築42年の木造2階建てで、老朽化が激しく、特に水回りは交換修繕が必要なようです。土地及び建物の面積は未記載でした。ちなみにこの物件の土地権利は所有権ではなく借地権、地代が月2万円とのことでした。
上記で述べましたが、今回の不動産は借地権付建物であり、建物の価値をゼロ円とすると、土地(借地権)の価格が500万円と言うことになります。やはり安いには訳がありますね。
ですが、借地権付建物は土地の公租公課(固定資産税・都市計画税)の支払いがありませんから、公租公課の額との比較で地代が割安であれば、お買い得な不動産と言えるかもしれません。
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