事故物件の鑑定評価額

2020-10-04

殺人事件や自殺などがあった不動産は事故物件と呼ばれ、当然、市場性が落ちることから売買賃貸などの際に価格の減価や賃料の減額が発生することになります。

このような事故物件を専門に扱う不動産業者の話では、殺人事件が起きた不動産が相場価格の50%以下、自殺は20%~30%の減価、孤独死や病死の場合は5~10%の減価、殺人事件でも凶悪殺人の場合はさらに安くなるとのことでした。このような不動産鑑定評価する場合、ほぼ同じような減価になると思います。

以前、同じ物件で突然死と自殺が起きたマンションの調査をしました。自殺は飛び降りだったそうです。二人亡くなったマンションでしたが、減価は5割以下でした。ちなみにこの物件は売れたそうです。

事故物件の鑑定評価は事故原因の内容などによって減価額が決まるので、事故の詳細を慎重に調査することが必要になります。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」