三角形の土地の鑑定評価
2022-01-25
土地の形状は不動産の価格に与える影響が大きく、特に三角形の土地は有効利用率が低く、一般的な整形地よりも土地の価格は大きく下がることになります。形状による減価率ですが、土地の面積が一般的な建物建築が可能な規模である場合と建物建築が困難又は不可の場合とでは異なり、当然、後者の方が大きな減価となります。また、風水的にも三角形の土地は敬遠されることが多く、市場性減価を考慮する必要があると思います。
このような不整形地を鑑定評価する場合、その減価率の判定が重要となります。私は土地価格比準表などの減価率数値を検討し、有効利用率からの判定、坪田式による査定、仲介査定基準などの計算式を複数使用して鑑定評価額を求めています。
先日、ネットに三角形の土地に自宅を建てた建築家の方の記事が出ていました。建築家の方が設計した家らしく、随所に工夫が見られ素敵な家になっていました。
これからのマイホーム、今回のケースのように土地の価格を抑えて建物にお金をかけるスタイルが流行っていくかもしれません。
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