不動産業者の査定価格

2026-10-18

不動産業者が査定する不動産価格、価格の試算方法に特にルールはないようですが、多くの不動産会社は公益財団法人不動産流通推進センターの査定基準を使用しているようです。また、大手の不動産会社による独自の方法で試算された査定書を見ることもあります。

不動産業者の査定価格にばらつきが出るのは珍しいことではなく、特にマンションや住宅、土地の売却査定では、同じ物件でも数百万円単位で差が出るケースも見られます

ばらつきが出る理由として「売れる価格」と「売り出し価格」の考え方の違いにあると
言われることがあります。

・実際に成約できそうな価格(成約予想価格)
・売り出し時に設定する価格(売出価格)

例えば、

A社:3,980万円なら直ぐにに売れそう
B社:4,500万円で売り出して様子を見よう

という違いがあります。

野球に例えるなら、A社の3,980万円はど真ん中ストライク、B社の4,500万円は高めストライクいっぱいといったところでしょうか。4,500万円で売れれば儲けもの(野球なら主審がストライクとして取ってくれることを期待して)、需要の強いエリア、物件であればやる価値はあると思います。

実際、私の知り合いで区分マンションを売却した際、かなり高めの売り出し価格に設定しましたが、その価格で売れたことがありました。理由は近くに住む歯医者さんが、以前からそのマンションで売りが出るのを待っていて、即決状態だったそうです。

但し、この方法は資金的に余裕があり、売却を急がないケースには有用ですが、早期の買い替えや現金化が必要な場合には難しいです。

金利の上昇により不動産市場の先行きが不透明であり、潮目を過ぎたとの声が聞かれる中、強気の価格設定のできる不動産とそうではない不動産の見極めがますます重要になってきたと感じます。