廃棄物の埋まった土地の鑑定評価

2022-06-30

土地の下は外観から知ることができないので、鑑定評価を行う場合、通常は地歴調査(過去の住宅地図、航空写真、閉鎖登記簿、聞き取り調査)を行うことにになります。地下埋設物の有無はボーリング調査が理想ですが、これらを記載したエンジニアリングレポートを依頼者から頂けることは稀にしかありません。

今日、ネットで庭から大量に廃棄物が出た土地の売買に関する記事を見ました。売り主の不動産業者は買主に虚偽の説明をして売買したそうです。

このような土地鑑定評価する場合、土地の価格から撤去費用を控除することはもちろんですが、廃棄物が埋まっていた土地であることから心理的瑕疵(スティグマ)による減価も考慮する必要があると思います。

廃棄物のような地下埋設物の埋まった土地は、郊外の広大な土地など見られることが多いですが、個人向けの住宅地に大量の廃棄物が埋まっているケースは珍しいと感じました。

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