表面利回り5%以下の不動産投資物件
2023-07-12
利回りとは不動産投資額とそこからの得られる賃料の割合をいい、当然、利回りの高い物件はそれだけ投資効率がよいことになります。
この利回りには、得られる賃料のみの割合である表面利回りと、そこから固定資産税や管理費、修繕費等の経費を引いた利益の割合である実質利回りがあります。
先日、表面利回り5%以下の不動産投資について書かれた記事を見ました。都心の区分マンションの利回りでしたが、経費率を20%とすると実質利回り4%。区分マンションの投資額や得られる賃料を考慮すると、利益は投資する意味がない程少なくなります。
また、将来的な売却益を考慮しても、建物の老朽化を考えると、取得価格からの大幅な価格上昇は見込めないでしょう。
中には区分マンションを複数所有する投資家もいるそうですが、そのような投資家が表面利回り5%以下の物件に手を出すとは思えないのですが。
不動産投資をゲームと考えると、それなりの資金力のある人のみに参加資格があり、なけなしのお金を不動産投資につぎ込むのは、やはりリスクが大きすぎると思います。
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