値下げした家賃のお話
2023-03-02
不動産を賃貸する場合、契約時点において契約内容や家賃などについて契約書を交わすことになりますが、その後の経済情勢の変化などで賃料を改定する場合があります。
現在の経済情勢をみると、地価の上昇による固定資産税等の上昇、建築費の上昇による新規家賃が上昇傾向、物価高に伴う維持管理コストの上昇など、賃料の上げ圧力が強い傾向にあります。
また、小売店舗などでは個人消費の落ち込みによる売り上げ減も、賃料減額の理由にはなると思います。
先日、東京の議員宿所の家賃が約1割値下げ、との記事を見ました。議員宿舎は5年ごとに賃料を見直す規定があるそうです。
現在の契約賃料が賃料相場を下回る中、さらに家賃を下げることで実勢賃料からますます乖離することになりそうです。
国民が物価高に苦しむ中での今回の家賃値下げ、暗澹たる気持ちになります。
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