神奈川大学ひらつかキャンパス跡地の売買価格
2024-02-26
大学の都心回帰が進む中、閉鎖された神奈川大学ひらつかキャンパス跡地の記事を見ました。
当キャンパスは市街化調整区域内にあり、用途の制限があることから売買は難航しているとの話でしたが、都市計画法に定められた地区計画の策定により用途緩和を目指す方向で買い手を募るようです。
名古屋市近郊の長久手市や日進市でも、市街化調整区域内の大規模地に地区計画を定めて住宅団地になっているケースは見られます。
プロポーザル方式により売却先を決定するとのことです。
売却希望価格は示されていませんが、約31ヘクタールの土地+建物+造成費の簿価の合計182億3600万円が参考価格として記載されています。
私も不動産鑑定士の仕事を始めたころ、大規模な学校跡地の鑑定評価に関わったことがありますが、買い手がその土地建物を学校として利用する目的だったため、売り手はよい売買ができたと思います。
今回のひらつかキャンパスのケース、建物をそのまま使う買い手の想定は難しく、実際の売買価格は土地価格-建物解体費になるのでは、と思われます。
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