10年間塩漬けの不動産の跡地利用

2024-10-20

都市部を中心に地価の上昇が続いていますが、都心、特に東京都内の一等地は地価が高騰しています。

先日、東京都目黒区内の廃校跡が10年間未利用で、跡地利用が問題となっている、との記事を見ました。広さは約8900㎡、校舎や体育館は残されています。ちなみに年間の維持費は約140万円、家賃が取れない中での支出、跡地利用が急がれるのも理解できます。

記事によると、校舎に目立った破損等はなく、大きな修繕を要せず利用できるとのことですが、私は校舎を取り壊し後、売却が良いと思います(もちろん、校舎などの建物も込みで購入してくれる学校法人が現れるとベストなのですが)。

金利の上昇や景気の先行き不透明感から不動産市場の今後を予測することは困難ですが、企業が遊休不動産を売り急いでいる現状をみると、今回のような大規模な不動産、今が売り時なのかもしれません。