約180坪の土地の鑑定評価
2019-08-27
少し前ですが、女優の三田佳子さんの自宅が6年前、売りに出されたとの記事がありました。広さは約180坪、新築時約10億円と言われた不動産は6年前で売値6億円、そこから3億5000万円まで値下げされ、平成26年8月に不動産投資会社が購入、その後転売されたそうです。
実際、この土地は5画地に分割されて販売されたそうですが、不動産の鑑定評価を行う場合は、
1.取引事例比較法を適用し、画地規模などの類似性の高い取引事例から比準し、比準価格を求める。
2.収益還元法を適用し、想定建物から求められた純収益を還元利回りで還元して、収益価格を求める。
3.開発法を適用し、開発想定図面(一体利用又は分割利用)をもとに求められた①販売総額から②造成費・建築費及び③付帯費用を控除した価格を求める(①~③は価格時点に割り戻した額)。
を求めることになります。
鑑定評価額ですが、特に今回の土地は開発業者が区画割での分譲を目的として購入しており、3.の開発法による価格を重視して価格が決定されることになります。
画地の規模は、180坪÷5画地≒36坪、戸建分譲地とのことですが価格は約8000万円~1億2000万円だそうです。やはり東京の不動産価格は高いですね。
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