狭小戸建住宅の鑑定評価額

2020-08-23

テレワークの普及に従い、狭小戸建住宅の人気が出てきた、との記事を多く見ます。実際、マンションの成約件数が減る中で、一部の戸建住宅の成約は増えているそうです。

狭小戸建住宅の定義ですが、名古屋だと100平米以下の敷地に建つ住宅とのイメージでしたが、最近では80平米程度の土地にも3階建ての建物を建てて販売しているようです。

ちなみに狭小戸建住宅ですが、土地が狭い分土地建物の配分割合が建物に多くなることになり、一般的な新築建物を想定すると鑑定評価額はそれなりの金額になることが多いです。

但し、このような狭小戸建住宅を扱っている、俗にパワービルダーと言われる開発業者は、建物の建築費を抑える独自のノウハウを持っており、一般的な需要者が買いやすい価格を設定することで売り上げを伸ばしていると考えれます。

競合するマンション価格の上昇に加えて、今回のコロナ禍によるテレワークの普及で需要を増やしている狭小戸建住宅、この傾向が続くか今後の推移を見守りたいと思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」