松岡不動産鑑定士事務所

愛知県・名古屋市の不動産鑑定事務所のブログです。
Archive for the ‘不動産の話’ Category

不動産取引のデータベース化は、日本ではかなり遅れており、特に投資利回りなどはアンケート結果に基づいたインデックスに頼っている現状です。 先日、三井住友銀行がブロックチェーンで大規模な不動産データベースの構築に乗り出すとの…

日本の建物の構造は、大きく分けて木造(木造軸組工法・2×4工法)、LS造(ライトスチール造)、S造(鉄骨造)、RC造(鉄筋コンクリート造)、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)になると思います。最近は建築費の高騰もあり、比…

以前、新潟県の越後湯沢にあるリゾートマンションを査定したことがあります。私が査定した金額がかなり安かったです。依頼者の方はかなりバブル期にかなり高額で購入したとのこと、嘆いておられました。 その越後湯沢のリゾートマンショ…

よく、「不動産にお買い得はない」と言われますが、特殊な事情(売り主が売り急いでいたとか、適正な価格を知らなかったとか)を除いて、買い主が大きく得するケースは少ないと思います。 不動産、土地の価格には、その価格を形成する要…

日本の不動産価格は2極化が叫ばれて久しいですが、アベノミクスによる金融緩和以降、3極化の傾向が見られるようになりました。 ファンドバブル以降、上昇を続けた三大都市圏の地価上昇率が鈍化し、三大都市圏以外の地方中核都市の地価…

最近、賃料評価のご相談が増えているように感じます。確かに、土地の価格に関しては、路線価や地価公示などのHPからみられますし、建物は固定資産税の評価額などで対応することも可能でしょうが、賃料、特に地代は客観的な指標が乏しい…

私は,商業地(商業店舗)の鑑定評価を行う時,まず,その土地の存する商業地域の集客力をイメージするようにしています。その商業地域を利用する人は,どこに住んでいて,どのようにその商業地域に向かうのか,目的は何か.などです。そ…

土地の鑑定評価額は、その接面する道路も価格形成要因となるため、道路の種類や幅員(画地条件になりますが角地・二方路など)も調べることになります。 道路は、快適性(日照・通風など)や系統・連続性、収益性(商業地)進入・搬入の…

前回の地下埋設物のある市街化調整区域内雑種地の鑑定評価の続きです。   地下埋設物び減価方法は、通常の建物建設を前提とする最有効使用であれば、撤去費用+処分費用をマイナスすることになると思います。また、場合によ…

名古屋市近郊、トヨタ自動車のお膝元である市で行った鑑定評価です。 評価を行う上での問題は、 1.最有効使用を含め、市街化調整区域内雑種地の価格をどのように求めるか。 2.地下埋設物をどのようにみるか。 の2点だと思います…