東京都の旧中野刑務所の価格は100億円超
2020-10-12
歴史的に価値のある土地建物などを国や自治体が購入することがありますが、先日、作家の小林多喜二が収監された旧中野刑務所跡地を中野区が購入する方針、その記事を見ました。
中野区は跡地に小学校を建てる計画とのことですが、完成当時の面影を残す正門は文化的価値が高く、保存されるようです。
ちなみにこの旧中野刑務所跡地の価格ですが、中野区は100億円超で購入する方針だそうです。不動産鑑定士の鑑定評価に基づいた価格だと思いますが、小学校用地としてはかなり高額ですね。
JR中央本線中野駅からも徒歩圏であり、住居系の開発も可能だとは思います。但し、刑務所跡地、それも政治犯を収容していた過去を有することから、鑑定評価を行う場合、心理的瑕疵(スティグマ)も問題になると思います。この100億円超の価格、心理的瑕疵を考慮した価格であるか興味深いです。
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