木造平屋の建物価格

2022-06-21

バリアフリーが注目を集める中、平屋住宅の人気が高まっているそうです。木造住宅で占める割合が、2012年は9.6%、2021年には14.5%と1.5倍になったそうです。

この10年で団塊世代が大量退職し、高齢世代に入る割合が増えたことが要因だと考えられますが、核家族化の進行などで狭い家が好まれるようになったこともあげられると思います。

先日、木造平屋住宅の価格が1000万円以下、との記事を見ました。延面積や設備、仕様の詳細は不明ですが、建築費が高騰を続ける中、魅力的な価格ではあります。

但し、木造住宅の建築費は、屋根の割合を少なくできることから延面積等の内容が同じであれば平屋より2階建ての方が安くなるはずです。同じ延面積を確保する場合、より広い土地を確保する必要があり、このような事情から日本では2階建ての住宅が一般的になったと考えられます。

地価や建築費が高騰する中、今後、平屋住宅が増えていく可能性はあまり高くないのでは、と思います。

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