原野商法のお話
2022-07-14
バブル以前、日本に土地神話があり、土地は永遠に値上がりするものと信じられていたころ、実際には現地に行くことも困難な土地を別荘用地として販売するいわゆる原野商法が社会問題となりました。
このような土地は、現況山林であることが多く、実際には開発されることもなく放置されているのが現状です。
私も不動産鑑定評価の仕事をしていて、このような土地に何度か遭遇したことがあります。公図上では整然と区画割されているのですが、実際、現地に行ってみると山の中、もちろん現地に行く道路もありません。
最近、このような原野の所有者に架空の売却話を持ち掛ける詐欺話があると聞きますが、価値のない不動産を一刻も早く手放したいという心理から、騙される方も多いようです。
このような原野を国や自治体以外の組織が購入することはまずないので、不信な電話があった際には、専門家にご相談することをお勧めします。
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