旧かんなみ新地の価格

2023-02-16

以前はどこの街にもあった歓楽街、規制が厳しくなった近年、他の用途への移行が進み、かっての面影を残すのみとなった地域も多くなりました。

その中でも歓楽街として残ってきた兵庫県尼崎市の旧かんなみ新地、市が2億7000万円で取得、との記事を見ました。土地の広さは約850㎡、狭い土地に多くの建物が雑居していた様子が分かります。この取得費の内訳は土地建物の取得費、建物の解体撤去費、その他売却に係る経費が含まれています。

特に古い商業用不動産の場合、権利関係が複雑な場合が多く、現在、8割の地権者との間で売却が合意とのことです。取得費の中には移転に伴う補償費用も入っているため、土地面積に比して取得費が高額になったのだと思います。

更地後一体としての土地利用が予定される旧かんなみ新地、売却後、どのように利用されるか注目して見守りたいと思います。

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