建築資材の高騰のお話

2023-02-25

ウッドショックに始まり、ウクライナ危機、円安などの影響で建築資材が以前より騰しています。戸建住宅の購入を考えている個人はもちろん、大規模な建築物を建設する事業者にとっても頭の痛いところだと思います。

大規模な建築物と言えば、北海道北広島市で開業予定の日本ハムファイタースの新球場の最寄り駅の建築費、2019年12月の当初概算額80億円から90億円だったものが、総工費115億円から125億円になる見通し、との記事を見ました。約4割前後、価格が上がっていることになります。

また、大阪万博の迎賓館の建築工事費、昨年9月の入札予定価格が27億円でしたが応札がなく、昨年12月の再入札にて大手ゼネコンが34億円で落札したそうです。約7億円の価格上昇となりました。

マンション開発業者も、建築費の高騰により高層のマンションの採算性は悪化しており、10階建て程度のものが増えているとの話を聞いたことがあります。

今後、建築費の高騰が続けば、大規模な開発プロジェクトが中止になるケースも増えていくと思われます。

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