駅近の目安は?

2024-06-12

不動産鑑定評価の仕事していて、最近、不動産の二極化の傾向がますます強まっていると感じます。私の住んでいる名古屋市名東区でも、地下鉄東山線沿線、その中でも人気のある星ヶ丘駅、一社駅、藤が丘駅の駅近はびっくりするほどの高値での取引が見れら、郊外、特に最寄り駅までバスを使用する圏域は値頃感があり、価格も横ばい傾向に感じます。

先日、駅近の定義は徒歩5分以内、と書かれた記事を見ました。昔は徒歩15分以内であれば十分徒歩圏でしたが、最近は10分を超えると競争力が落ちる印象があります。

私は名東区内の同じ町内で引っ越しをしたのですが、駅徒歩約8分から約13分と遠くなりました。今は慣れましたが、当初、徒歩10分超の上、歩く時間が5分長くなったこと、辛く感じました。

ちなみにこの徒歩圏の定義も地域差があり、春日井市に精通している不動産鑑定士の方の話では、春日井市は徒歩20分でも十分徒歩圏とのことです。

ますます短くなる駅近の目安、日本人が忙しくなったのか、体力が無くなったのか分かりませんが、駅近物件が好まれる傾向はますます進んでいくと思われます。

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