新築戸建住宅の鑑定評価
2022-02-12
新築戸建住宅の鑑定評価は、土地の価格に建物の価格を加算して求めることになりますが、このような戸建住宅の販売価格は土地と建物の総額で表示されることが多く、その配分が問題になることがあります。
最近増えてきたパワービルダー系の戸建住宅の場合、建物価格が1000万円を下回るものの多く、また、建物にかかる消費税を極力少なくするためか、可能か限り建物価格を安くする傾向があります。
土地と建物のほかに、開発者利益の扱いが問題になることがありますが、鑑定評価の場合は開発者利益を含んだ価格が鑑定評価額になります。
先日、東京で2億円超の建売戸建住宅5戸が即日完売したとの記事を見ました。そのうちの2億7000万円の戸建住宅は12月のHP開設時に約4000人がエントリーし、5組の申し込み、抽選で購入者が決まったそうです。名古屋で2億円の不動産というと主に投資物件が該当しますが、やはり東京は富裕層の数もその資産の額も違いますね。