築30年の中古住宅の価格
2022-05-30
以前は木造の個人住宅の建物は、築20年を超えると価値ゼロと言われましたが、通常の使用であれば、築20年程度でも継続して居住は可能であり、いくらかの価格が付くことが多いです。但し、老朽化や陳腐化が激しい場合は、価値ゼロ、又は取り壊し最有効で鑑定評価を行う場合もあります。
先日、築30年以上の中古住宅は築5年以内の半値、との記事を見ました。築30年経つとさすがに建物価値ゼロとなることが多いのですが、その場合は土地の価格のみが中古住宅の価格となります。
築5年程度の中古住宅は値落ちが少なく、買い得感がないため売り難いと聞いたことがありますが、築5年で土地価格=建物価格、30年で建物価格ゼロで土地価格のみ=半値、という内容でしょうか。
最近は中古住宅が見直され、リフォームして住みたいという需要者も増えているようです。中古住宅の購入の際、一つの目安になる考え方だと思います。
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