不発弾の埋まった土地

2016-05-26

私が子供のころ通っていた小学校の近くに、戦前、ゼロ戦などを作っていた工場がありました。在学中に何度か不発弾(太平洋戦争時B29が投下したもの)が発見され、その周辺に住む友人たちはその処理が済むまで学校に残っていたものでした。

先日、不発弾の処理費用を巡って大阪市に提訴、との記事が出ていました。不発弾、私は自治体負担だと思っていたのですが、大阪市は地主負担になるそうです。処理費の負担先を規定する法律がないからだそうです。他の自治体はどうなのでしょうか?

上記大阪市の地主の方は、撤去作業の遅れから周辺住民に危険が及びことを懸念し、一時的に建て替えるつもりで負担したところ市から費用の返還がなかったそうです。

このような不発弾の残る土地は発見次第撤去されますから、評価依頼がくることはないと思いますが、地下埋設物同様、土地価格から処分に掛かる費用を控除して価格が決定されると考えられます。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」