不動産の価格と立地のお話
2016-06-28
不動産の価格は様々な要因が複合して決定されますが、その中でも立地は特に重要だと言われます。住宅地はもちろんですが、立地がよいために経営が成り立っているお店がある商業地をイメージすると分かりやすいかもしれません。
東京カンテイが中古マンション価格に影響を与える要因について調査したところ、都心か郊外か、人気住宅地か否かといった広域立地、次いで駅からの距離などの狭域立地という結果になりました。要因の9割が立地という結果でした。都心に近く駅近、さらに住環環境がよい地域の価格が高いということでしょうか。確かに大手の物件であっても立地に劣るものは割安な価格査定になっています。
資産価値を重視すれば、このような物件は値下がりも相対的に少ないですし買い得感は高いと思います。ですが都心の不動産価格が値上がり傾向にある中、徒歩圏を外したり人気の劣る地域であれば比較的優良な物件を割安に購入することが可能です。購入予算に制約のある場合など、立地などの条件を緩くして幅広く物件を探すのも一つの方法だと思います。
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