道路との接面方位と不動産価格との関係
2020-10-07
方位は住宅地系の不動産価格に影響を与える要因で、他の条件が同じであれば通常、南、東、西、北の順で土地価格は高くなることになります。北向きを標準とするならば、最近は西向きの土地にプラスを付けず、北向きと同じにすることもあるようです。特に名古屋の人は西日を嫌う傾向があり、北向きの方がよいという方もいるようです。
南向き方位の土地の利点ですが、採光や通風に優れ、住環境がよいことが理由とされます。確かに接面道路の幅員分、有利なります。従って、南北に適度に長い土地は価格も高くなります。
但し、北向きであっても、形状がよく南北に適度に長い土地であれば、建物を北に寄せて採光や通風を確保できるので、価格が割安であればお買い得といえます。
私の事務所は、接面方位西向きの東西に長い長方形で、住宅地としての条件は良くありませんが、3階建てで上手く採光できるよう設計されているのであまり暗いと感じたことはありません。
方位と不動産価格との関係、単に方位だけで判断するのではなく、その
の形状などから総合的に判断することが重要だと思います。
←「沖縄県宮古島のドイツ文化村の鑑定評価額」前の記事へ 次の記事へ「河川のそばの土地価格」→