不動産の鑑定評価を依頼するメリット
不動産鑑定士に不動産の鑑定評価を依頼するメリットの代表的なケースは以下となります。
不動産を売買する場合
不動産の適正な価格の把握
特に特殊な不動産の場合,不動産鑑定評価額で売買することにより売り主、買主とも適正価格での納得のいく取引となります。また,高額な不動産の場合,不動産鑑定評価をご依頼することで安心して売買することが可能となります。
有利な売買交渉
売買の相手が提示した価格が時価より高額又は低額であった場合,不動産鑑定評価書があると有利な交渉ができます。実際,私がご依頼いただいたお客様で,自用の住宅でしたが不動産鑑定評価額を売り主に提示した際、先方より300万円の値引きを提案されたケースがありました。
税務申告
相続税及び贈与税の申告の際,財産評価基準による評価額が時価を上回っていると判断される場合,不動産鑑定評価額にて申告することで節税できる場合があります。
調停・裁判
・不動産の価格、賃料での争いがある場合,不動産鑑定士による不動産鑑定評価書を準備し裁判官を納得させることで調停・裁判を有利に進めることができます。
・不動産仲介業者の査定書を複数取得すると,その査定額の乖離が大きい場合があります。このような場合,仲介や裁判では中庸値を取ることが多いですが,その中庸値に納得できない場合,不動産の鑑定評価を依頼することで解決する可能性があります。