地方の豪邸と都会のマンション

2020-07-09

時々、愛知県外で鑑定評価をすることがありますが、都市部から離れた俗にいう田舎になると、ものすごい豪邸の鑑定評価額がびっくりするほど低くなることがあります。地方は土地の値段も安く、建築費も都市部よりやすくなります。また、そのような豪邸の需要も少ないことが理由です。

一方、都会のマンションは、当然、共有持ち分とはいえ土地の価格も高いですし、特にRCのマンション建築費の高騰は激しく、一般のサラリーマンでは購入が難しい段階になっています。

最近、都市部で狭小戸建住宅が人気なのは、マンション価格の高騰により、需要者が両者を比較した結果、より安い狭小戸建住宅を購入することが理由と考えられます。

地方では、「一戸建てを建てて一人前」という風潮が残っているようですが、これからは、「都会でマンションを買うことはそれ以上に大変」、という傾向になっていくと思われます。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」