山の鑑定評価額

2020-07-12

山の鑑定評価を行う際は、取引事例比較法(比準価格)と収益還元法(林地希望価方式・収益価格)を求めて鑑定評価額を決定することになります。但し、収益価格は収益性から価格を求める手法であり、1.その土地(山)の立木の種類(檜、赤松等)、2.傾斜度や伐採した際に運搬できる道路の有無、によっては十分な収益を確保することが難しく、収益価格はマイナスになることが多いと思われます。

先日、ある芸能人の方が、群馬県にキャンプ専用の山を購入したとの記事をみました。場所は都心から3時間以内、広さは455坪(約1500㎡)、プライベートのキャンプ場としては手ごろな広さだと思います。気になる価格は104万6000円、本当にキャンプの好きな方なら手の届く範囲だと思います。ちなみにこの土地は水道、電気、ガスはなく、固定資産税も380円とのことです。

但し、山は手を入れないと荒れていくので、固定資産税以外の費用も少しはかかるかな、とは思いますが、キャンプが大好きとのこと、有意義な買い物だったのではないでしょうか。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」