名古屋北エリアのマンション価格

2020-08-11

名古屋北エリア(北区、西区、守山区)は、エリア的には名古屋市北部に位置していますが、最寄りの鉄道路線も地下鉄名城線、同鶴舞線、名鉄名古屋本線、同瀬戸線と多岐に渡っており、代替性及び競合性は薄い印象があります。

その中でも騰落率20.7%と圧倒的な1位は、名古屋市西区の「栄生駅」でした。栄生駅は、名鉄名古屋駅の隣駅であり、名駅地区の北の外れに位置しています。名駅地区のマンション価格高騰の影響が、栄生駅まで波及したと思われます。

その他の特徴としては、名鉄瀬戸線沿線の「瓢箪山駅」が2位(5.8%)、「清水駅」が4位(4.0%)に入りました。瓢箪山駅は急行停車駅であり、栄への利便性が好まれたと考えられます。清水駅は、北区にありますが、東区と隣接しており、こちらも栄への利便性に優れています。

今回の結果、瓢箪山駅の2位は意外でしたが、マンション価格上昇が主要路線以外の郊外まで波及していることを示す結果となりました。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」