リノベーションと中古住宅の鑑定評価

2020-08-29

日本は欧米との比較で中古住宅市場が未成熟と言われることがあります。日本の住宅は、木造家屋が中心であり、高温多湿の気候と相まって耐用年数が短いことも理由だと思います。また、施工や品等が良い場合であったも、間取りや設備などが昔の日本人の生活様式に合わせてあり、リフォームが難しく費用が掛かることも理由と考えられます。

このような理由から、築年数の経た中古住宅の鑑定評価を行う場合、建物価値は低いか、ゼロ円、場合によっては取り壊し費用を控除することが多いです。

私見ですが、最近は、間取りや設備などが今風の中古住宅が増えており、現行建物をリフォームやリノベーションで利用できるケースが多いと感じています。

そのような質の良い中古住宅価格もそれなりになりますが、新築物件よりは割安になるので、今後、このような不動産が増えることで中古住宅市場も活性化されるのでは、と思います。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」