ブロック塀のある土地の鑑定評価

2020-09-09

先日、ネットで県が民地のブロック塀を県所有と誤って解体し、損害賠償金220万円を支払ったとの記事を見ました。このブロック塀は、高さ約2.5m、長さ約35m、高さと築年から危険と判断したようです。

ブロック塀は地震で倒壊する可能性があり、事故が相次いだことからフェンスに交換されるケースが多いです。私が子供の頃住んでいた家も、ブロック塀からフェンスに交換しました。

ちなみに解体されたブロック塀は、再設置されたのでしょうか?再設置された場合、損害賠償金220万円は、塀の再設置費用とは別に支払われたのでしょうか?興味深いところです。

今回のようなブロック塀のある土地を現況所与で鑑定評価する場合、ブロック塀の程度(老朽化や倒壊の危険性)から判断し、土地の価格から解体撤去費用を控除して求めることになると思います。

自然災害が多く起こる昨今、ブロック塀に限らず、危険性のある土地評価は、よりシビアになっていくと考えられます。

愛知県・名古屋市の不動産鑑定士「松岡不動産鑑定士事務所」